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韓国旅行で行きたい話題のパープル島は実は危険?

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去年、韓国の新リゾートとしてSNSで話題になった「パープル島」があります。なぜ、SNSで話題になったかというと、この島は「パープル島」というだけあって、何もかも紫なんです。

インスタ映えすると韓国の若者に人気となり、コロナ禍で韓国旅行に行けない日本人にも「コロナ終息したら、絶対に行ってみたい」と人気観光名所になりそうな島です。

しかし、この島は一部の韓国人から「危険な島」と言われています。一体、どんな島なんでしょう。

パープル島とは

パープル島は韓国の全羅南道(チョルラナムド)、新安群(シナン群)にある半月島と朴只島の2つの島のことを指します。

名前の通り、島全体が紫で統一されていて、フォトスポットとして去年から話題になりました。2021年~2022年の韓国の代表観光地100選にも選ばれた、大注目の島です。

島に自生する植物の特徴を考えて紫にコンセプトにし、総額205億ウォンを投じた一大プロジェクトとなります。

2つの島を合わせても島民は100人以下、また島民のほとんどが60歳以上という高齢者です。高齢者たちもプロジェクトに協力し洋服を紫にしてるそうです。

たくさん写真を撮りたいですね。私も行ってみたい…

パープル島には入場料があり一般は3000ウォン。

ですが、紫の衣類を身に着けていくと入場料が無料になります。

話題のパープル島が危険とささやかれる理由

どのサイトを見ても、島全体がパープルで統一されていて、とてもきれいな島です。しかし、一部の韓国人はこの島を「危険な島」と言います。

一体この島はなぜ危険な島と言われるのでしょう。

新安塩田奴隷労働事件

2014年に発覚した新安群にある島の塩田における知的障害者への奴隷・人身売買搾取事件です。100人を超える無賃労働被害者が現地警察の黙認や島民らが奴隷主に逃亡を通報していたという韓国社会の障害者差別の根深さが浮き彫りになった事件です。

2014年なんて、最近の話です。この事件は島全体が協力しあって、知的障害者を奴隷にしていたという考えられない、非常に悪質です。

家出人や知的障害者が違法な職業斡旋業者に誘われて離島の塩田に奴隷として送り込まれ劣悪な環境と島民や警察協力のもと、長期間にわたって救出もされずに拷問と労働をさせられていた。

人身売買の仲介業者は塩田業者に10万ウォン~30万ウォン(日本円で1000円から30000円)で売却。事件現場の塩田は韓国では天日干しの高級塩で、その大規模塩田の所有者が知的障害者を奴隷として働かせていた。

労働者は監禁され、一切賃金は払われておらず、家ではなく納屋でエアコンもない、食事は粗悪、脱走をした労働者は捕まえられると、スコップや角材でリンチ、骨折しても病院に行かせてもらえず働かされた人もいたそうです。

どうやって発覚したのか。

2014年に労働者の一人が実家に送った手紙によって事件が発覚した。韓国警察庁は塩田業者と現地警察署との癒着疑惑について捜査すると発表。

警察の捜査で未払い賃金の総額は12億ウォンに達していた。

また、塩田経営者の中には、「警察がお前たちを収容所送りにしようとしているから、隠れていろ」と労働者に指示し隠ぺい工作をしたものもいた。

2016年にはこの事件を題材にした映画「奴隷の島・消えた人々」が製作され日本でも公開されました。

まとめ

パープル島は本当に美しい島でSNSをしていると、行ってみたし写真もいっぱい撮りたいのが本心です。

島をアピールするにはすごくいい案だし、島民も積極的に協力していてこの島が盛り上がればいいなとは思います。

ですが、過去には新安塩田奴隷労働事件といった衝撃的な事件があったということを忘れてはいけません。韓国社会における差別は根深いです。今までも女性は生きづらい社会として、小説も発売され日本だけではなく世界でもヒットしました。

韓国はK-POPが人気のため世界から注目されている国です。ですが、韓国が好きな私でさえも韓国の差別的要素には頭をかしげます。

と言っても、世界でもありとあらゆる差別が存在していますので、韓国を責めるのはおかしいですね。世の中から差別がなくなりますように…と願います。

本音はやっぱりパープル島は行ってみたい