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韓国の日本人タレント サユリ「スーパーマン」出演に論争勃発

韓国でタレント活動をしている日本人タレントのサユリ(藤田小百合)がKBSのバラエティ番組「スーパーマンが帰ってきた」の出演を巡り、韓国ネットユーザー内で論争し炎上しているそうです。

個人的に私はこの論争の内容を読んで、悲しくなりました。人それぞれ幸せの形はあります。

サユリ(藤田小百合)さんてどんな人?

日本人には馴染みのない方だけど、韓国では有名な日本人タレントです。

韓国留学中に「美女たちのおしゃべり」という番組のスタッフから連絡があり、オーディションを受け合格しました。

「美女たちのおしゃべり」の出演をきっかけに韓国の芸能界にデビューを果たし、韓国のテレビ番組に次々とレギュラー出演をしています。

サユリ 未婚の母になることを決意

2020年日本人タレントのサユリが自ら未婚の母になったことを報告しました。

そして、サユリの公式YouTubeチャンネル「さゆりTV」にてシングルマザーを選択した理由を話しました。

海外の精子バンクからの精子の提供を受けて妊娠し、日本で出産をしました。動画では「数年前から卵子を保存していたが、3,4回保存しても採卵が難しかった」打ち明けた。

サユリは「生理が来ないので、産婦人科で検査をしたら子宮の年齢が48歳と言われた。生理も終わると言われ、目の前が真っ暗になった」と告白。「本当に子どもが産めなくなると思った。誰にも話せずに辛かった」と振り返った。

「その時に考えた。今すぐ誰かと付き合って、好きでもない人と結婚して子供を産まなければダメなのか、それとも子供を産むのを諦めなければダメなのか…」

「すぐに好きな人に出会うのも難しいし、性格上好きでもない人と結婚するのは出来なかった」と話した。「それでも子供が欲しかったから、精子バンクを通して子供を産んで、一人で育てるシングルマザーになることを決意した」と説明しました。

サユリには好きな男性がいたが、結婚がしたい、子供が欲しいと話したが、その男性は拒否し別れたと打ち明けました。

韓国での体外受精は

体外受精に関しては、日本では合法であるが韓国では夫婦の間でのみ可能です。よって、韓国では一人ですれば違法のようです。

サユリの「スーパーマン」出演を巡り論争勃発

韓国の人気バラエティー番組「スーパーマンが帰ってきた」にサユリが出演することが発表されました。

「スーパーマンが帰ってきた」は芸能人パパが子育てに奮闘する内容である。子育てに不慣れなパパが一生懸命に子どもと遊んだりお世話する姿がかわいらしい番組。過去にはモデルのSHIHOさん家族も出演されていました。

しかし、サユリの出演が発表されると、これをよく思わない声が高まった。

「自発的にシングルマザーを選んだサユリの出演に反対します。」という請願が視聴者センターに登録された。

サユリは結婚していない未婚状態で独身主義を主張し、本人の考えで健康で良い条件の精子を選んで妊娠した。

サユリが育児をする中で、肯定的な部分だけを選んで放送される、父親が不在の様子は出ず、美化されたまま放送されるだろう

なにやら、サユリの出演によって青少年の視聴者の結婚と家庭における価値観形成に影響を及ぼすと主張した。

3000人以上が同意し、放送局の前で一部の市民団体が関連集会を開き抗議した。

もちろん、サユリの出演が多様な家族形態を見せる良い例とする意見もある。

まとめ

読んでいて悲しくなるニュースです。

サユリさんがシングルマザーを選ぶまでの過程を見ても辛かったと思います。彼女は韓国在住ですから、異国でひとりで子育てをしながら仕事をしなければならないし、しかも40代です。本来なら応援すべきなのに…と思いました。

家族の形って人それぞれだし、あえて籍をいれず事実婚を選ぶカップルもいます。母親、父親、子供…そうではない家族も世の中にいるし、今回「スーパーマンが帰ってきた」で家族のかたち、幸せのかたちってそれぞれなんだなと思ってくれたらいいなと番組も考えていたのではないでしょうか?

青少年の価値観形態に影響を与える…家族のかたちはたくさんあることに気づけない方がよっぽど悪影響を及ぼすと思います。